世界のクイズ情報(6)NAQT(2018-2019) 東京大会レポート

 2月23日、NAQT(National Academic Quiz Tournaments)が主催するクイズボウルの大会が東京で開催されました。
 日本でNAQTのクイズボウルが開催されるのは史上初めてのことであり、開催に当たっては、JQA(Japan Quizzing Association)が協力を行いました。

 クイズボウルは、1チームが4人(それ以上でチームを組んでも構いませんが、一度にボタンに付けるのは4人まで)で構成され、1対1のチーム戦で早押しクイズを行い、ポイントを競います。
 クイズボウルやNAQTについては、こちらの記事もご参照ください。

 

 当日使用した早押しボタンは、日本で一般的な「直方体の箱にボタンが付いているタイプ」とは異なり、「握って親指で押すタイプ」でした。
 また、親機にはリセットボタンのみが付いており、正誤判定は問い読みが口頭で伝えます。

 

 こちらが当日のトーナメント表です。今回は4チームが参加したため、各チームと2回ずつ対戦する予選を行い、予選の成績によって決勝トーナメントの組み合わせが決まります。

 

 Yale National University Singapore College(奥側)とKnowledge Academia Inspiration Spirit(手前側)の対戦です。
 対戦では、相手チームの誤答により問題が読み切りとなった際にはキャプテンが最後まで問題を聞くよう盛んに指示を飛ばしたり、試合中のタイムアウトの際には相手チームに聞こえるほど活発に作戦会議を行うなど、各参加者・チームの個性が出ます。
 また、毎試合ごとに対戦相手全員と握手をするのが印象的でした。

 

 優勝したShanghai American School, Puxi Campus Aチームです。この写真だと分かりづらいですが、中央の2人が着ているのは同校のクイズチームで作ったパーカーだそうです。


 集合写真です。上位のチームには賞状とトロフィーが、個人成績上位の参加者にはメダルが授与されます。

 

 JQAでは、次回の日本での大会開催に向けた協力と、より参加しやすくするための方法の検討をNAQTと行っていきます。